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1. ノビサド
ノビサドは、セルビア第2の都市で、ベオグラードから北へ車で1.5時間の距離に位置しています。
中心部には美しい聖マリア教会を中心にカフェが軒を連ね、週末には中心の広場で様々なイベントが開催されます。
また、ドナウ川を渡ってペトロヴァラディン要塞へ足を延ばせば、ノビサドの街を一望することができます。
2. スレムスキ・カルロブチ
ノビサドから車で20分の距離に位置するスレムスキ・カルロブチは、小さな町でありながらオーストリア・ハンガリー帝国時代の雰囲気を残しています。
この町はワインの製造が盛んで、多くの個人ワイナリーが存在します。
特に評判なのは、ここで製造されるハーブ漬けの『ベルメット』という特産品です。
ぜひ一度お試しください。
3. スボティツァ
スボティツァはハンガリーと隣接する街で、ハンガリー語もよく話されるエリアです。
街の中心部では、美しい色鮮やかな建物やシナゴーク(ユダヤ教の寺院)が見られます。
4. ニシュ
ベオグラードから南へ2.5時間の距離に位置するニシュは、古代ローマ時代から存在する街で、ベオグラードとイスタンブールを結ぶローマ街道の一部でした。
ニシュの中心には、オスマン帝国時代に建造されたニシュ要塞があり、ニシャヴァ川を見下ろす位置にそびえています。
この要塞にはオスマン帝国からの解放を求めて蜂起した指導者たちの頭蓋骨が晒された塔である「チェラ・クラ」など、歴史的な遺跡が多く残されています。
5. ジェルダップ国立公園
ジェルダップ国立公園はセルビア東部・ドナウ川に広がる地域で、約6万4千ヘクタールの広大な自然公園です。
このエリアにはゴルバツ要塞、ジェルダップ渓谷、峡谷の鉄門、そしてルーマニア側にあるデケバルス王(ダキア族)の石像など、自然と歴史の見所が点在しています。
ジェルダップ国立公園はその豊かな自然と歴史的な遺産により、UNESCOの暫定リストにも登録されています。
6. ストゥデニツァ修道院 (世界遺産)
セルビア南部にあるストゥデニツァ修道院は、13~14世紀に作られた美しいフレスコ画群の存在で知られており、1986年にユネスコの世界遺産リストに登録されました。
ベオグラードからは車で4時間ほど掛かります。
7. タラ国立公園
セルビア南西にあるタラ自然公園は、ドリナ川とディナルアルプス山脈を含む190km2に渡る自然地域です。
熊やシャモア、野鳥など様々な生物が生息していますが、中でもイヌワシやハヤブサなどの絶滅危惧種が見られることが特徴です。
8. コパオニク
セルビア最大のスキーリゾート、コパオニクは冬季に多くのスキー客で賑わいます。
25機のスキーリフトは1時間に32,000人のスキーヤーを運ぶことができ、その広大なスキー場は人気を集めています。
また、コパオニク周辺は鉱山が豊富で、88度になる湧き水の温泉であるジョシャニチュカ・バニャも訪れる価値があります。
9. レスコバツ
セルビア南部にあるレスコバツは、香辛料を使った辛い料理が多いことで有名です。
毎年9月に行われるロシュテリヤダ(グリル祭り)では、ピェスカビツァ(バーガー)が焼かれ、自身が持つバーガーの直径世界最大記録を毎年更新、ギネスにも登録されています。
10. ピロト
セルビア南東部、ブルガリア国境近くにあるピロトは、バルカン山脈の麓の自然豊かな町です。
山間部で生産しているハードチーズ(カチカヴァリィ)や、伝統織物のピロト キリムはお土産にお薦めです。
11. オプレナツ
オプレナツ・トポラ市は、ベオグラードから南へ約100kmの距離にあり、19世紀前半に指導者カラジョルジェがオスマントルコ帝国に対して奪還の意思を示した起蜂地として知られています。
市内のオプレナツ丘に建つオプレナツ教会(聖ジョルジェ教会)は、王族カラジョルジェヴィッチ家の霊廟であり、その地下に広がる荘厳な装飾は見応えがあります。
また、19世紀から続くワイン製造も盛んで、「Aleksandrovic」などの有名なワイナリーが立地しています。
12. シロゴイノ
セルビア南西にある村 “シロゴイノ”は、1800年代に建てられた家を残している民族村です。
また地元の組合の女性が編む “シロゴイノ スタイル”と呼ばれるニット製品は、村や自然を編み込んだオリジナルニットとして海外へも輸出されています。
13. Drvengrad
セルビアの映画監督エミール・クストリツァが建設した自身の村”ドゥルヴェングラド”は、セルビア南西部の保養地ズラティボルにあります。
小さな村内は観光地になっており、レストランやホテル、クストリツァの自宅、教会、ワークショップなどがあります。
毎年冬にはクステンドルフ映画音楽祭が開催され、世界中の映画や音楽が上映されます。
14. モクラ・ゴラ
セルビア南西部にあるモクラ・ゴラは “シャルガン・エイト”と呼ばれる山間を走る鉄道で知られています。
8の字に交差するルートを蒸気機関車で運行するシャルガン・エイトは観光地として国内外からの旅行者が訪れます。
15. レペンスキ ヴィル
セルビア東部に位置するレペンスキ・ヴィルは、中石器時代の貴重な遺跡です。
最新の調査によれば、この場所は紀元前9500~7200年に存在した最古の都市集落と見なされています。
遺跡からは、多くの魚の彫刻、石や骨で作られた道具、そして貝殻や小石でできた陶器や宝石が発掘されており、その多様性が注目されています。
16. Devils town
Đavolja varoš (ジャヴォリャ・ヴァロシュ=デビルズタウン)はセルビア南部にある約200の土柱からなる岩層地域です。
高さ2~15mの土柱は、数百万年前の火山により堆積した凝灰岩が雨により浸食されて出来ました。
キノコ岩と呼ばれる上部は安山岩(地表に吹き出たマグマが短時間で冷却された時に出来る岩)のため、キャップのように残っています。
17. ソコバニャ
セルビア東部にある村ソコ バニャは、山に囲まれた温泉保養地です。
セルビア語でソコは鷹、バニャは温泉を意味します。
ローマ時代にテルマエが造られ、オスマン帝国時代にはテルマエの基礎を利用したハマンが造られ当時の指導者に愛されました。
その後セルビアを独立に導いた指導者ミロシュ・オブレノビッチにより治癒を目的とした保養地の建設が始まりました。
温泉の効能は喘息、気管支炎、リウマチ、婦人科疾患、身体的および精神的疲労感などがあり、セルビア各地から保養に訪れます。