リベルランドの現地取材:大統領の逮捕と国境の舞台裏

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リベルランドを訪ねた時のはなし

写真は2018年のものです

取材でリベルランドのイェドリチカ大統領を訪ねました。
セルビア側のアパティンからボートで出発します。

ボディガードなのか、007のようでした

大統領の付き人が操縦するクルーザーでドナウ川を北上します。

20分後…

リベルランドへ到着!
と思いきや…

そこにはボートハウスが。

「リベルランドへようこそ!
…現在、一時的に対岸に移動しているんです。」と話す大統領。

ドナウ川を見張るクロアチア国境警察艇

「リベルランドはクロアチアと地続きの無主地なんです。ですがクロアチアはこの場所を私達の領土と認めていません。だから私たちはこの対岸に移動しているのです。」と説明を受けました。

イェドリチカ大統領は2015年にクロアチアで不法入国(国境侵害)で逮捕されました。
以降クロアチアには入国禁止、実質リベルランドにも入ることが出来ません。

ボートハウスでパスポート入国スタンプを押してもらいました。

その後、このパスポートを使用してもどの入管も気付きませんでした。
※クロアチア入管で問題が起こる可能性があるそうです/リベルランド公式より

この日は魚をご馳走になりながら、大統領が描くリベルランドの未来現在の問題などを聞きました。

次の会議のためリベルランドを後にする大統領。
水上バイクを飛ばして向かうのは…

対岸(クロアチア側)にあるリベルランド領土。
停泊しているクロアチア警察艇に接近すると、

クロアチア艇 追跡開始。 かなり接近して大統領ピンチ!

振り切りに成功して遠くなる大統領。

そして平和が戻った(?)ドナウ川でした。

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