「お気に入り追加」で、いつでもすぐにアクセス
入館料 800din
テレビやパソコン、携帯電話などの無線通信の基礎や、無線送電システムなど、技術進化に多大な功績を残したニコラ・テスラ。
この記事ではベオグラードにあるニコラ・テスラ博物館をご紹介します。
セルビアでのテスラ
セルビアにはニコラ・テスラ通りやニコラ・テスラ電気高校、ニコラ・テスラ空港など、テスラの名を冠した施設も多く、100ディナール紙幣にはテスラの肖像と磁束密度の単位(テスラ)が印刷されています。
ニコラ・テスラ博物館
ニコラ・テスラ博物館は、閑静な住宅街(ヴラチャル)にあります。
ニコラ・テスラ博物館内
館内にはテスラの私物や書類、刊行物など約2万点のコレクションが保管されています。(展示されていないもの含む)
ニコラ・テスラの遺灰
遺灰が納められているオブジェクト。
ニコラ・テスラ発明品の展示
別の部屋には非同期モーターや、
二相誘導モーター(1887年発明)などのレプリカの発明品が展示されています。
ガイドツアーで発明品を実体験
博物館では専門のガイドによる英語(or セルビア語)のツアー*が行われています。
*毎時(10:00~など) 約45分間
1. フィルム鑑賞
ツアーでフィルムを見る生徒
2. 実演
コロンブスの卵
ローターを備えた誘導モーターのレプリカ。
1893年のシカゴ万博で展示され、回転磁界を使用して銅の卵を回転させることにより、交流モーターが駆動することを説明しました。
送配電システム
発電所から変圧器-変電所を通し、電力が家庭に送られる送配電システムのデモンストレーション。
ネオン
テスラが創始者と言われているネオン点灯の実験。
3. 世界送電システムを実体験
テスラが考案した世界ワイヤレス送電システムは、ラジオやFAXなどの通信における無線電信と、電力の無線送電を可能にするマルチ無線システムです。
博物館では小型の装置を使った実演が行われます。
となりの部屋に移動して蛍光灯を持つと、
隣の部屋から「バチバチッ」という爆音と共に電気が発生、離れた所で持っている蛍光灯に灯が点る現象を体験できます。
ガイドの人は「この方法だとワイヤレスで電気を供給出来ます。電線も不要で電気代もかなり抑えられ、技術が発達すればアフリカなどの電力のない国へも供給出来ます。
それでも実用化しないのは石油や電力利権、スポンサーの反発が大きな原因となっています。」と熱弁します。
リモコン操作のボート
次の部屋へ進むと、世界初のリモコンボートの模型に、
離れた所にある巨大リモコンから送られる電気の安全性を体感することができます。
リモートシステムはテスラにより1898年に作られました。
映画も2021年に公開されました。
ニコラ・テスラ博物館のアクセス
名称 | ニコラ・テスラ博物館 |
住所 | Krunska 51, Belgrade, Serbia |
WEB | https://nikolateslamuseum.org/en/ |
アクセス | 共和国広場から徒歩25分 (博物館前で停まるバスはありません) |
開館時間 | 火~日 10~20時(月曜のみ18時まで) |
休館日 | 無し |
入館料 | 800din (ガイドツアーは毎時) |
ガイド | 有り(下記参照) |
所要時間 | 約1時間 |
撮影 | 写真は〇、動画は× |
土産店 | 有り(本、ポストカードなど) |
注意:ガイドは毎時~45分間(英語orセルビア語ですが、英語の予定でも急にセルビア語ツアーに変更されることがあります)